お母さんのお腹の中で、赤ちゃんの歯が形作られています
妊娠中のお母さんにぜひ覚えておいていただきたいのが、赤ちゃんの歯の芽は妊娠7週頃からできはじめるということ。お腹の赤ちゃんがまだ体長1cmほどの頃から歯は形作られつつあるのです。妊娠8~15週頃になると、既に歯が石灰化して固くなり、永久歯の芽もできはじめます。出産時にはまだ歯ぐきの中に隠れていますが、赤ちゃんが一生使う「歯」の芽はお母さんのお腹の中でかなり早い段階で作られているのです。
神奈川県海老名駅西口直結、ららぽーと前の歯医者「海老名むらやま歯科」では、マタニティ歯科として妊娠中の方に配慮した歯科診療をご提供しています。妊娠中のお口のトラブル解消や、健康なお口を維持のお手伝いをいたしますのでお気軽にご相談ください。受診時には、妊娠していることを必ずお伝えください。
お腹の赤ちゃんの「歯」をつくる食べ物
赤ちゃんの歯の形成には次のような栄養素が関係しています。赤ちゃんの「歯」のためにも、バランスのとれた食生活を心がけましょう。
歯の基礎づくり | 歯の石灰化 | 土台作り | 石灰化の調節 カルシウムの代謝 |
---|---|---|---|
たんぱく質 | カルシウム リン |
表面:ビタミンA 象牙質:ビタミンC |
ビタミンD |
妊娠中は口腔内環境に要注意!
妊娠中はホルモンバランスの変化、身体の変化とともに、口腔内にも大きな変化が起こります。妊娠中に分泌が活発になる「エストロゲン」や「プロゲステロン」という女性ホルモンは、歯周病に似た症状の「妊娠性歯周炎」を引き起こしやすくなります。この妊娠性歯周炎になってしまうと、お母さん自身の歯ぐきにダメージを与えるだけでなく、早産や低体重児出産のリスクが高まります。お母さんのお口のトラブルがお腹の赤ちゃんの生命にも悪影響をおよぼしかねないので、十分な注意が必要です。
つわりでブラッシングがつらくなった方へ
妊娠中は虫歯や歯周病にもかかりがちです。これはお口の中のそのもの変化とともに、つわりによって、これまでどおりのデンタルケアが難しくなるからです。歯みがきペーストの香りがダメという方は、水と歯ブラシだけでもブラッシングをしてください。また、ブラシを口にするのもつらい場合は、ヘッドの小さいものに替えてみるのもひとつの方法です。ブラシがどうしてもだめという場合は、デンタルフロスや歯間ブラシの活用も考えてみましょう。他にも、水や殺菌作用があるカテキンを含んだ緑茶でうがいをするのもよいでしょう。歯みがきに代わる、お口の中を清潔に保てるデンタルケアを続けることが大切です。
妊娠中に治療を受けるタイミング
妊娠初期は切迫流産を起こしやすく、つわりで歯科受診ができないことがあります。また、妊娠後期(9ヶ月以降)はいつ陣痛が始まってもおかしくないため、歯科受診は避けてほしいものです。何より、治療が途中で中断し、産後の受診となるとお母さんも大変ですし、時間がかかりすぎてしまいます。
妊娠中の歯科受診に最適な時期は、妊娠中期(妊娠5~8ヶ月)です。特別な治療でない限り、通常通りの歯科治療が受けられます。また、妊娠性歯周炎や虫歯の発症を防ぐ、予防の観点からもお口のプロケアを受けるようにしましょう。虫歯の家庭内感染予防のためにも、ぜひ当院の予防治療・マタニティ歯科をご利用ください。